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綺麗なちょうちょですよね!

小学生のころ、ぼくは昆虫が大好きでした。
今もプチ昆虫マニアくらいは自称できるはずですw

虫といえば、最近でも小さい子の間では、ゲームではやってるみたいですね。
時代は変っても、カブトムシとかをかっこいいと思う心は不朽なんだなって感じます。
ちなみにぼくはオオスズメバチが最高にかっこいいと思ってますけど!

さて、それはどうでもいいんですがw
上にも書いたとおり、虫好きだったぼくにとって、虫とりは日常茶飯事でした。
そういう日常を過ごしていると、自然と地元にはどんな虫がいるか、覚えてしまうものです。
もちろん蝶も例外ではありません。ことさら、大きな蝶はよく覚えています。

写真は今年の夏、鎌倉で撮ったものです。
つい写真に納めた理由は、見かけない蝶だなぁと思ったからなんです。
何ていう蝶なのか気になったので、家に帰って図鑑で調べてみました。
すると、名前は、アカボシゴマダラ。日本では南の方、奄美諸島に分布する蝶だったのです。

奄美の蝶が神奈川に!?とびっくりして、インターネットでも調べてみることに。
すると、意外な事実が浮かんできました。

実は、熱心な昆虫愛好家の中では有名なことだったらしいのですが、
数年前から神奈川県南部で目撃されていて、最近では外来種として定着しているようなのです。
外来種とは、何らかの理由の人為的移入により、
本来の生息地ではない場所に住み着いた生物のことを言います。
ちなみにこの蝶の場合、非公式で意図的な放蝶、ゲリラ的放蝶と呼ばれるものによるそうです。

外来種といえば、通称外来生物法が記憶に新しいですよね。
釣り好きの人にとっては、ブラックバスが特定外来生物に指定されたことは衝撃だったことと思います。
特定外来生物は、野外に放つことはもちろん、飼ったりすることも違法です。
もし手に入れた場合は、速やかに処分しなくていけません。

近年外来生物に対する規制が厳しくなっている背景には、
外来生物による生態系の攪乱が問題となっているから、とよく聞きます。
具体的には、外来種が在来種に取って代わってしまったり、
絶対的な捕食者となってあらゆる生物を食べてしまうこと等は有名です。
でも、生態系が壊れることは実際に人間に害があるわけでもないし、直接的な自然破壊でもない。
どうしていけないんだろう?と昔から不思議に思っていました。

その疑問が、生物系の大学で学んだ今、なんとなく分かった気がします。
生態系は、大小様々で見ることができて、例えば小さな池の生態系なら、
小さな池という閉鎖空間で、一つのサイクルとして完成しているのです。
生産者がいて、その上に消費者、そして死骸を無機物に戻す分解者。
こんな名前をみなさん聞いたことがあると思います。
生物はエネルギーと栄養を何らかのかたちで外界から手に入れて、生きています。
例えば生産者なら、一部を除いて光エネルギーに頼っていますし、
消費者は他の生物を食べ、有機物を分解することで得られるエネルギーに頼っています。
栄養は、生産者なら無機物から合成して、消費者は他の生物を食べることによって手に入れます。
分解者は、有機物を再び無機物に戻し、生産者がそれを利用します。
こんな感じで、物質循環という意義だけを見ても、
生物は図らずとも、お互いに依存し合って生きているのです。

こういった生態系の一端を担う生物たちは、その数や種類、役割を、
長い年月を経て、崩れることなく回るバランスとして確立してきました。
さて、ここに突然、時を飛び越えて外からの生物が入ってきたらどうなるのでしょう?
もちろん、それらの生物も何らかのかたちで周りの環境に依存して懸命に生きようとします。
当然、環境に適応できず、定着できない生物もいます。でも、もし定着した場合。
その結果、過剰な捕食や、在来種を追いやるという現実を生むのです。

微妙なバランスで保たれる生態系は、生物多様性によって維持されているといいます。
それは、いろんな生物が、
それぞれ他に換えられないいろんな役割をもっている、と言い換えられます。
そして、皮肉なことに、
その役割はそれを担う生物がいなくなって初めて分かることが多いのです。

でも、外来種が起こす一連の問題について、彼らに罪はありません。
移入した人達も、偶然や人のためを考えてのことであり、決して悪意はないことがほとんどのはずです。
ただ、これからの時代は、
そうした歴史が与えてくれた知識を熟慮して行動することが大切と思います。

地球という星も、閉鎖空間という意味では、小さな池と同じです。
たとえ小さな池の生き物達であっても、地球の生態系を支えている生物の一員です。
そして、ぼくたち人間もそうであるということを心に留めておくべきだと思います。
生態系をひとつの大きな機械にたとえるならば、小さな歯車にすぎないはずの人間が、
その生態系を壊すとか守るとか言うことは、おこがましいのかもしれません。

でも、やっぱり、子どもの頃見たかわいい生き物たちが居なくなってしまうのは、
ちょっぴり寂しいと思いませんか?
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